秋といえば紅葉ですよね。
旅行を計画するときに紅葉がお目当ての方も多いかと思います。紅葉スポットは全国各地にありますが、岩手県にキレイな紅葉スポットがあるとの情報を入手し、旅してきました。
息を呑むような松川渓谷の紅葉とあまりにも有名な小岩井農場など、岩手県の絶景フォトスポットを堪能してきました。もちろんグルメもしっかり堪能してます笑
2泊3日の旅程となりましたが、秋の岩手県の魅力を余すことなくお伝えしたいと思います。秋の旅行先選びのお役に立てば幸いです。
ちなみに「イーハトーブ」とは宮沢賢治の造語で、心象世界中にある理想郷を指す言葉です。まさに秋の岩手県はカメラマンのイーハトーブです!
※2021年10月29日~31日で岩手県に訪れた際の情報です
1日目、小岩井農場と八幡平の紅葉を満喫
盛岡に到着
上野駅から新幹線はやぶさで約2時間、県庁所在地の盛岡に到着しました。
はやぶさのカラーリングは旅してる!という感覚にさせてくれます。
盛岡駅の駅名の書体が一風変わっています、明朝体でしょうか? なんとなく宮沢賢治や石川啄木などの岩手の偉大な作家達を彷彿とさせます。
盛岡駅前でレンタカーを借り、旅の始まりです。
小岩井農場
盛岡駅から車で約30分。小岩井農場に到着しました。入園前からワクワクです。
中に入ると広大な芝生が広がっています。非常に開放的で気持ちよく、寝っ転がりたくなります。
残念ながら小岩井農場と岩手山のコラボレーションは雲で見ることができず、、それでも青空が広がっていて気持ちよく散策出来ました。
木々も紅葉してきています。
中にもトンガリ帽子の小屋や、天体ドームのような建物があって少しファンタジーっぽい独特な雰囲気があります。こういった雰囲気も良いですね。
羊を発見!やはり動物をみると牧場にきたという感じがしますね。
羊ちゃんたちは、手前に柵があってそんなに近寄れませんでした。こちらの写真で105mmです。望遠レンズがあると良かったかもしれませんが、今回の旅は105mmが最長の焦点距離でした。
お馬さんも居ます。お食事中のところをNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sで撮らせてもらいました。
乗馬体験もできます。スカートを履いていると乗馬NGなので、希望の方は気をつけましょう!
乗馬体験を終えるとお馬さんの缶バッジがもらえます。
最後はお土産店によって乳製品をいただき、お土産とホテルの部屋飲み用にチーズを購入しました笑
牧場で食べる乳製品ってすごく美味しく感じますよね。牛さんありがとう。
肉の米内で焼き肉と冷麺を堪能
小岩井農場を後にして、お昼を食べに盛岡駅の方まで戻ってきました。
肉の米内(にくのよない)さんに伺いました。
評判の焼き肉店で、創業明治32年の老舗精肉店がやっている焼肉店です。間違いないですね。
厚めの牛タンが美味しい。牛さんありがとう。
精肉店がやっているお店だけあってお肉がとても美味しいのですが、特に感動したのは冷麺です!
盛岡といえば盛岡冷麺が有名ですが、ここの冷麺も非常に美味しいと評判だったので注文しました。
一口飲んだスープの旨味の濃さと芳醇さに感動。麺もモチモチで弾力があります。お肉でお腹いっぱいでしたが平らげてしまいました。間違いなくこれまで食べた冷麺で一番美味しかったです。こちら訪れたら絶対に食べて頂きたい1品です。
松川渓谷の紅葉
松川渓谷に向かう
お腹も一杯になったところで、今回の最大の目的地である紅葉を観に松川渓谷に向かいました。松川渓谷までは盛岡駅前から下道で1時間弱でした。
道中で岩手県県民の森 森林ふれあい学習館も立ち寄ったのですが、ここを過ぎてすぐに森の大橋という松川渓谷を見下ろせるスポットに向かいました。
森の大橋
到着してあまりの美しさに息を呑みました。
赤、黄、橙、緑、黄緑と非常に複雑で美しい紅葉です。ちょうど陽が落ちてきて夕日に照らされた渓谷がとても美しかったです。
まずは横構図で渓谷全体を撮影。NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sで撮影しました。かなり広大なので24mm以下の広角があると便利だと思いました。
日が暮れてきて少し赤みを増した空がキレイだったので縦構図でも撮影してみました。
道路を挟んで反対側も絶景です。水の流れと紅葉のコラボが楽しめます。こちらも20mmで撮影。
歩道の上から撮影します。ガードレールはありますが、カメラを落とさないようにご注意を!
松川渓谷玄武岩
森の大橋を過ぎてしばらく進んで行き、左側の沢に降りていくともう一つの絶景スポットがあります。その名も「松川渓谷玄武岩」です。
特徴的な玄武岩の岩肌と紅葉のコラボがとても美しいです。沢との組み合わせも風情がありますね。岩肌の隙間に生えている木々の紅葉もキレイですね。
他ではなかなか見られない光景に感動しながらシャッターを切っていました。是非とも訪れて頂きたい紅葉スポットです。
ちなみに松川渓谷の写真はすべてNIKKOR Z 20mm f/1.8 Sで撮影してみました。NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sのおすすめポイントを作例付きで紹介しておりますので、宜しければご覧ください。
三陸の海の幸を堪能「三陸居酒屋きりや」
写真撮影を楽しんだ後は、岩手の海の幸を頂きました。
一旦盛岡駅前の宿泊先ホテルに戻り、三陸居酒屋きりやさんに訪れました。カウンターとテーブル席があります。とても綺麗で雰囲気のあるお店です。
まずは瓶ビールでカンパイ!
刺身がうますぎる・・・魚のチョイスも最高!
ホヤの旬は夏と言われていますが、ギリギリ最後の出荷分にありつけました!ホヤがさらに美味しくいただけるという、お店オリジナルの日本酒と一緒に頂きました。最高。
冬といえば牡蠣!三陸の生牡蠣をちゅるんと・・・
最後のシメは岩手名産の「塩うに」の一口握りを頂きました。濃厚な旨味と磯の風味が最高です。
料理のおいしさに感動しましたが、女将さんも料理やお酒の説明が丁寧でとても印象に残っています。
最高な初日を終えて、ホテルで朝までぐっすりでした。。。
2日目、龍泉洞と海の絶景スポットを巡る
初日は内陸の方を楽しんだので、2日目は太平洋側へ向かいます。
朝食を吉田パンで
三陸方面に向かう前に、朝ご飯を食べに吉田パンへ向かいました。
大人気で朝から混んでいました。
焼きたてのコッペパンに色々な具をトッピングできます。しょっぱい系から甘い系までバリエーションは様々で、トッピングを組み合わせることも出来ます。
オリジナル野菜サンドにコンビーフをトッピングしました。それにしてもコッペパンがフワフワで香ばしいです。かなり大きいのですがあっという間に食べ終わりました。
龍泉洞で探検
お腹が満たされたところで、鍾乳洞を見るために、龍泉洞に向かいました。
龍泉洞は山口県の秋芳洞、高知県の龍河洞と並ぶ日本三大鍾乳洞の一つです。
さっそくチケットを購入して中へ入ります。
コウモリの看板を発見。ちょっと不気味だなーと思っていたら頭上を飛んでいきました。
当たり前だけど本当にいます。
こちらの鍾乳洞は道中のライトアップに力を入れている感じがします。あと階段多めですね。
龍泉洞といえば地底湖が有名です。こちらは水深98mの第三地底湖です。道中に第一、第二もありますが、こちらが観光ルートでは一番水深が深いそうです。
写真で表現するのが難しいですが、とても透き通っており、吸い込まれそうな雰囲気があります。少し怖いくらいでした。ちょっとした冒険気分と非日常感が味わえて満足です。
北川食堂で海鮮丼
探検を終えてお腹が空いたのでお昼をいただきます。
三陸といえば海鮮!とうことで北川食堂さんへ伺いました。海鮮丼が有名ですが、他にもいろいろな定食があってどれも美味しそうでした。
海鮮丼を注文したのですが見てください。めっちゃ美味しそうです!
そしてなにより驚きなのが、当時の価格でなんと980円ですよ。貝のお吸い物とお漬物もついてます。このクオリティでこの値段は東京ではありえないですね・・・ほんと岩手最高すぎるでしょ・・・
北山崎展望台
続いて海の絶景スポットを巡るべく、北山崎展望台に訪れました。
太平洋を望む岸壁が見事で、日本離れした壮大な景色が楽しめます。
船の大きさでそのスケールの大きさがわかるかと思います。こちらは第一展望台からの眺めです。展望スペースが複数あり、第一展望台からの眺めもいいですが、下にしばらく降りて行くと第二展望台があります。
第二展望台まで結構階段が続くので体力が少し必要です。
ただ自然の中で秋を感じられとてもリフレッシュします。撮影しながら向かいました。
第二展望台に到着。雄大な景色に感動です。
第二展望台は第一展望台よりも海側に出ており目線が下がるので、岩肌を横からしっかり撮影出来ます。さらに松林のフレーム効果を使って撮影することができて面白いです。
上の写真はNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを使用して、55mmくらいで撮影しました。
2時過ぎくらいに展望台に着きましたが、岩肌が影になっていました。岩肌のディテールをしっかり撮影するには光の当たる朝とか午前中の方が良いのかな?と思いました。
浄土ヶ浜
続いて浄土ヶ浜に訪れました。こちらは岩の形が独特で絵になります。観光客の方も沢山いらっしゃいましたね。遊覧ボートも走っています。
ちょうど夕方くらいに訪れたので夕焼けのグラデーションと相まってキレイでした。
それにしてもここはウミネコがたくさんいます。なんかフンの匂いがする気がする・・・笑
おでん根菜屋
盛岡駅のホテルまで戻ってきて、2日目の終わりも居酒屋です笑
盛岡で評判のおでん屋、根菜屋さんに伺いました。店内もキレイでアットホームな空間です。
だしがあっさりしていて優しい味わいです。おでん以外に刺身や一品料理もあります。夜はかなり冷え込むので暖かいおでんが体に沁みました。日本酒と一緒にいただくともうね、最高ですね。
店主さんも非常に面白い方で、さまざまな所を旅しているらしく知識豊富で話もはずみました。この日もホテルに着いたらぐっすりでした。
3日目、盛岡市内をぶらぶら
2日目にはレンタカーも返却したので、最終日の3日目は徒歩で盛岡市内を散策しました。
北上川沿いを散策
盛岡駅前からほど近くに北上川が流れており、川沿いを散策しました。とても気持ちいいです。晴れた日は岩手山もみることが出来ます。
川沿いには緑地と飲食店が並んでおり、コンテナ型の店舗の並びがおしゃれです。お酒を提供しているお店も多く、北上川眺めながらの食事も良さそうです。
白龍でじゃじゃ麺をいただく
お昼は盛岡名物のじゃじゃ麺を頂きました。
盛岡でじゃじゃ麺といえば「白龍(ぱいろん)」さんが有名です。本店に伺おうと思っていましたが昨晩のおでん屋の店主さんに聞いたところ、盛岡駅ビルの店舗が空いていておすすめ!と伺ったので駅ビル(フェザン)の方に訪れました。待たずに入店。
じゃじゃ麺が到着!うどんよりも柔らかくてモチモチした麺にきゅうりと肉味噌が乗っています。あとすりおろし生姜と酢漬け?の生姜も乗っています。
中華料理のジャージャー麺とは異なり甘辛くはなく、味噌のしょっぱさ強めですが、非常にコクのある味わいでガツン系です。食べ進めるとクセになり止まらないです。
味噌は卓上にあって追加も出来ます。他にラー油やおろしニンニク、生姜、酢も完備されており自由に味変が出来ます。あと生卵がありこれは後ほど使います。
食べ終わる直前に卵を割り入れてかき混ぜ、お店の人に「ちいたんたんを下さい」と伝えます。そうすると麺の茹で汁と味噌とネギが追加されて戻ってきます。これがまた美味しいんですよ・・・
ちいたんたんを飲み干して店を出る頃には、自分のお土産用にじゃじゃ麺の生麺と肉味噌セットを購入していました。(ちなみに後日都内の岩手アンテナショップでも購入可能と聞いてまた買いました笑)
盛岡城址公園
お腹もいっぱいになったところで、盛岡城址公園に紅葉を見に行きました。
立派な石垣があり、階段で上にあがると紅葉を中心とした紅葉が楽しめます。ちょうど色づいているものからグラデーションのものもあり、とてもキレイです。
紅葉の写真を一気に載せてみます。すべてNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sで撮っています。
城趾の雰囲気と紅葉がとても良かったです。こんな紅葉スポットが近所に欲しいです。
ぶらぶら散歩
盛岡城趾公園を後にして街をぶらつきました。
城趾公園から少し歩くと岩手銀行が現れます。いやーめちゃめちゃ細かい作りしてるなあ。
盛岡はわんこそばが有名ですが、有名な東家さんを見かけました。今度来たら挑戦しよう。
ちょうど盛岡八幡宮祭りというお祭りがあったみたいで、山車と御一行さんが通りを練り歩いていました。ちょうどいい時に来たなあ。
商店街を抜けていきます。地方の大きな商店街の雰囲気が好き。
もりおか啄木・賢治青春館で文学に触れる。少しだけ高尚な気分に・・・笑
たかみ屋で醤油ラーメン
盛岡での最後の晩餐に醤油ラーメンを頂きました。
地元のお客さんで人気のラーメン屋です。この日も10人くらい並んでいました。
めちゃめちゃ美味しそう!
醤油ラーメンですが、甘めの味わいで少しこってり。チャーシューも美味しいです。味濃いめで甘めのスープですが、ついつい飲んでしまいました。いやーあったまる。
その後は後ろ髪ひかれながらも盛岡駅へ向かい、東京への帰路に着くのでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。岩手めっちゃいいですよ!(語彙力
山の紅葉に海の絶景、街の歴史も感じられ大満足の2泊3日の旅でした。グルメもすべて本当に美味しくて完全に太りました!笑
秋の岩手は間違いなく、「イーハトーブ」でしたね。秋にどこかに出かけたいと思っているなら、岩手県は間違いなくおすすめできます。みなさんも是非とも訪れてみてください!
ではでは。
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